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コラム


Date | 2019-10-17

本を売る(後編)【日本一標高の高い出版社のこと 其の三】

前編からのつづき)そんな中で、最近とても刺激を受けた記事に出会った。「インディペンデントな文芸同人誌を作ってSNSで売るということ―『かわいいウルフ』製作日誌」がそれ。

知る人ぞ知るイギリスの作家ヴァージニア・ウルフのファンブックをSNS(ほぼTwitter)だけで500部(+500部増刷)を売り上げたというもの。とにかく凄い。何が凄いって、告知も販売も部数も、その熱き想いも全て凄いのである。

〝「自分が読みたいと思うものを作りたい」「ヴァージニア・ウルフの素晴らしさをもっと世の中に伝えたい」というところからスタートしている。ただひたすらに一生懸命、本を作り、必死で毎日Twitterをしていた結果、こうなったのだと思う。伝えたい、広めたい。ただその一心でやってきた〟

〝一連の作業を通して、本造りとその広め方を身を持って知ることができた。熱意を持って本を作り、誠意を持ってSNSで宣伝をすれば、自ずと人は集まり、本は売れる、ということを体験できた〟

(上記記事より引用)

個人で本を作る人、特に地方に住みながらモノを作ってる人にはとても参考になるし、何より勇気をもらえる。絶対に読んでほしいと思う。かくいう私も、なかなか東京の書店に営業に行けず、それを売れない理由にしていたが、そんなのは言い訳にすぎないとのだと痛感した。売れないとすれば、テーマがニッチすぎるか(これも大いにあるが…)、伝える想いが足りないかだ。まだまだやれることはたくさんある。

*下記も以前、とても参考になった。移住系の記事でご存知の方も多いかも。
ほぼ自己メディアで1000冊完売「リトルプレスを自力で作って売るには?私の方法まとめ」(ブログ:ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。)

(虹霓社/古屋淳二)